バラ(薔薇🌹)の雑学・豆知識|リハビリやデイで使える音読教材【無料プリント】

季節を感じる春の音読プリント、バラの雑学・豆知識

高齢者の脳トレやリハビリに!季節を感じる音読プリント

こんにちは!ぷりんプリントです。
当サイトでは、高齢者の方に楽しんでいただける音読プリントや、失語症・構音障害リハビリ用のプリント教材を公開しています。プリント教材一覧はこちら!
今回は、5月、6月ごろ(春~初夏)の季節の話題として、華やかな香りで人気の「バラ」がテーマの音読プリントを作りました。母の日の贈り物としてもよく知られていますね。音読プリントはこの記事の下の方にダウンロードリンクがあり、無料でダウンロードできます。すぐにダウンロードしたい方はこちらからリンクに飛びます!

  • 赤とピンクのバラの写真付きで、音読しなくても、季節の話題での回想法などに使えます。
  • 文中に必ず答えがある簡単な質問(クイズ)も載せています。

プリントを出してもなかなか読んでくださらない方もいらっしゃるかもしれませんが、写真を見てお話してくださったり、クイズに答えるために自然と本文を読んでくださるかも!?
季節の話題は、認知症予防や言語リハビリテーションにも効果的です。
この音読プリントを使ってバラに関する文章を読んだりバラについて話したりすることで、脳に刺激を与えることができます。

さて、今回の音読プリントでは、下記のような文章を使っています。

バラは5月から6月にかけて、美しい花を咲かせます。世界中で愛されており、色によって「愛情」や「感謝」など意味が違います。赤いバラは「情熱」を、ピンクは「優しさ」を表します。トゲは、虫や動物から身を守るためのものです。

🌹バラに関する雑学いろいろ

この記事では、プリントで紹介した事柄をさらに深堀りしながら、バラの雑学をお届けします。
(音読プリントをすぐダウンロードしたいかたはこちらから)

バラの歴史と原産地

バラの歴史は古く、約5000万年前の化石が発見されています。原産地は諸説ありますが、北半球の温帯地域、特にヒマラヤ周辺や中国西部などが有力視されています。古代ギリシャ・ローマ時代には既に栽培され、神話や伝説にも多く登場します。その後、十字軍によってヨーロッパに持ち込まれ、品種改良が進み、現代に至るまで、世界中で愛される花となりました。現代のバラの多くは18世紀以降、特に19世紀にヨーロッパで改良された品種の子孫です。
日本には奈良時代に中国から伝わったとされ、「和バラ」として一部の品種が育てられてきました。

色とりどりの花言葉

バラの魅力の一つは、その色の豊富さ。そして、色ごとに異なる花言葉を持っているのも興味深い点です。

  • 赤いバラ: プリントにもあるように「情熱」「愛情」の象徴。他に「あなたを愛してます」「美」「尊敬」なども。
  • ピンクのバラ: 「上品」「しとやかさ」「温かい心」「感謝」「幸福」などを表します。プリントの「優しさ」も含まれますね。
  • 白いバラ: 「純潔」「清純」「尊敬」「私はあなたにふさわしい」といった意味を持ちます。
  • 黄色のバラ: 「友情」「平和」「献身」を表す一方、「嫉妬」「薄らぎゆく愛」といったネガティブな意味を持つ場合もあります。贈る際には注意が必要です。
  • 青いバラ: 従来、自然界には存在しない色でしたが、バイオテクノロジーによって誕生しました。「夢かなう」「奇跡」「神の祝福」といった花言葉がつけられています。

バラの棘、その役割は?

プリントで触れたトゲの防御機能ですが、正確には「刺(とげ)」ではなく「棘(きょく)」と呼ばれます。薔薇の棘(きょく)は、茎の表皮から生じる突起で、プリントにもある通り、草食動物や害虫から身を守るためのものです。鋭い棘は、動物が食べようとしたり、虫が茎を這い上がったりするのを防ぎます。また、棘は茎を支える役割も果たし、周りの植物に寄りかかりながら伸びていく助けにもなります。植物の水分保持にも役立っています。

バラの漢字「薔薇」の由来

「薔薇」という漢字、少し複雑ですよね。なぜこのような難しい漢字が使われているのでしょうか?
調べてみた所、「薔(しょう)」は垣根を意味し、「薇(び)」は風にそよぐという意味、と書いてあるものがありましたが、真偽はよくわかりませんでした。
ちなみに、「バラ」という言葉は、もともと日本で呼ばれていた呼び名だそうです。「いばら」が転じた呼び名で、もともとは「トゲのある低木」を指していたようです。漢字の「薔薇」という字は中国語から平安時代に伝わったもので、音読みで「しょうび・そうび」と呼ばれることもあるんだそうです。
音読プリントには本文よりさらに大きな文字で「薔薇」の漢字が書いてあります。漢字を模写してみたり、覚えるのも良い脳トレになりますね。

バラの香りの秘密

バラの香りは300種類以上の化合物から作られており、品種によって様々な香りを持ちます。この香りは、香水の原料としても重宝されています。

現代におけるバラの活用

観賞用だけでなく、食用やアロマテラピー、化粧品など、様々な分野で活用されています。ローズヒップは美容や健康に良いとされ、お茶やジャムとしても親しまれています。

まだあります!興味深いバラの豆知識

  • バラは、リンゴやイチゴと同じバラ科の植物です
  • 世界で最も高価なバラの品種は、1本数百万円するものもあります

季節を感じる音読プリント「バラ🌹」を無料でダウンロードする

今回のブログでは、音読プリントの題材である薔薇について、さらに詳しくご紹介しました。
音読を通して、言葉だけでなく、その背後にある歴史や文化、自然の神秘に触れることで、より豊かな時間を過ごしていただければ幸いです。
バラは、その美しさと奥深さで、私たちを魅了し続けています。季節の移り変わりを感じながら、バラの魅力を一緒に楽しみましょう。

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