高齢者の脳トレやリハビリに!季節を感じる音読プリント
こんにちは!ぷりんプリントです。
当サイトでは、高齢者の方に楽しんでいただける音読プリントや、失語症・構音障害リハビリ用のプリント教材を公開しています。プリント教材一覧はこちら!
今回は、日本の6月の風習である「衣替え」についての音読プリントを作成しました。音読プリントはこの記事の下の方にダウンロードリンクがあり、無料でダウンロードできます。すぐにダウンロードしたい方はこちらからリンクに飛びます!
リハビリで使う療法士さん、デイケア・デイサービスで使う介護士さんは、このページの雑学・豆知識で予習してから音読プリントを使っていただくと、話題が広がってより楽しめると思います!
- 本文は見やすいフォントの大きな文字で、全ての漢字にふりがなを振ってあります。
(ふりがな無しバージョンもあり) - イラスト付きで、音読しなくても、季節の話題での回想法などに使えます。
- 文中に必ず答えがある簡単な質問(クイズ)も載せています。
プリントを出してもなかなか読んでくださらない方もいらっしゃるかもしれませんが、イラストを見てお話してくださったり、クイズに答えるために自然と本文を読んでくださるかも!?
季節の話題は、認知症予防や言語リハビリテーションにも効果的です。
この音読プリントを使って衣替えに関する文章を読んだり衣替えについて話したりすることで、脳に刺激を与えることができます。
さて、今回の音読プリントでは、下記のような文章を使っています。
衣替えは、季節の変わり目に服を入れ替える日本の風習です。平安時代に中国から伝わり、貴族や武士の風習から、庶民へと拡がりました。現代でも、学校や職場では6月と10月に制服が切り替わります。家庭でも、衣替えをすると、気持ちもすっきりし、季節の移り変わりを感じられますね。
衣替えに関する雑学いろいろ
この記事では、プリントで紹介した事柄をさらに深堀りしながら、衣替えの雑学をお届けします。
(音読プリントをすぐダウンロードしたいかたはこちらから)
衣替えとは?いつ・なぜするの?
衣替え(ころもがえ)とは、季節に合わせて着る服を入れ替える日本の伝統的な行事です。主に夏服と冬服を入れ替える習慣として、毎年6月1日と10月1日前後に行われます。多くの学校や職場でも、制服の切り替えがこの時期にあわせて行われています。
歴史をたどる――衣替えの由来
衣替えの起源は、平安時代にさかのぼります。この習慣は中国(唐の時代)の「更衣(こうい)」という宮中の行事が日本に伝わったものです。当初は貴族や武士に限られた風習でしたが、やがて時代が下るにつれて庶民の間にも広がっていきました。当時は夏と冬だけでなく、もっと細かく衣替えをしていたこともありました。
衣替えの現代事情~制服も家でも
現代では、多くの学校・会社で6月と10月に制服が切り替わるのが一般的です。衣替えは、衣服を入れ替えるだけでなく、タンスやクローゼットの整理にもなり、季節の変化を家で感じる大切な行事でもあります。
気持ちもリセット!衣替えの効果
衣替えをすると、季節の変化をより実感しやすくなります。また、たんすやクローゼットを整理することで、気持ちもすっきりします。「また新しい季節が来る」という意識も芽生えて、気分転換にもなります。着なくなった服を整理する良いチャンスにもなり、家の中も片付きます。
ちょっと豆知識~世界の衣替え事情
衣替えは日本独自の習慣と思われがちですが、実はヨーロッパなど寒暖差が大きい国々でも、冬物・夏物を保管ケースやクローゼットで入れ替えることがあります。ただし、「○月○日」と全国的に決まった日付でやるのは日本特有です。
季節を感じる音読プリント「衣替え」を無料でダウンロードする
季節の話題の音読は、発声や発音練習としてだけでなく、季節を感じたり、懐かしい記憶を呼び起こしたりする効果もあります。衣替えは、たんすやクローゼットを整理しながら季節の変わり目を感じられる風習です。衣替えのタイミングで虫干しをしたり、防虫剤を取り替えたり、痛んだ服をつくろったり、不要な服を処分したりなどそれぞれの思い出があると思いますので、このプリントをきっかけに会話が広がると良いなと思います。
昔を思い出してエピソードを話すことは、認知症予防や脳の活性化に役立つことでしょう!
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